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清水 優一 Yuichi Shimizu



New Arrival
〔商品情報〕
楽器名清水 優一 Yuichi Shimizu
カテゴリ国産クラシック 新作
品番/モデルオリジナルモデル No.32
弦 長650mm
日本 Japan
製作年2026年
表 板松 Solid Spruce
裏 板インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
程 度※10
定 価880,000 円
販売価格(税込)836,000 円
付属品ケース無し

新作手工品をご購入のお客様には、弊社にて弦高調整を1回無料でご利用いただけるサービス(有効期限なし)をお付けしております。

ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
   :横裏板 セラック
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.5mm / 6弦 3.2mm

〔製作家情報〕                               
清水優一 Yuichi Shimizu 1980年東京都府中市生まれ。16歳の時に茶位幸信のギター製作教室に参加し、その後氏が校長を務めるフェルナンデスギター・エンジニアスクールに入学。 在学中に河野ギター製作所の桜井正毅に手紙を書き、これがきっかけとなり2000年に同製作所に入社、製作技法を学ぶと共にギターと音楽についての見識を深めていきました。 2013年の退社後すぐにその探究心の赴くままスペイン各地を廻り、ホセ・ルイス・ロマニリョス、マヌエル・カセレス、アントニオ・マリン・モンテロ、イグナシオ・フレタら名工たちの工房を訪れます。そして帰国後は禰寝孝次郎、尾野薫からのアドバイスや指導を受けながら、満を持して自身のラベルによる製作を開始。様々なジャンルの音楽と文化に対する知的好奇心、そして常に広く柔軟な視野を持ちながら、スペインギターの真髄に迫ろうとするその真摯な姿勢は一貫しており、彼の楽器はもはや端倪すべからざる高みに達していると言えます。現在は年間5本前後のペースで製作。 そのクラシカルで透徹した響きとじっくりと綿密に造り込まれた美しい仕上がりとで、こだわりを持つユーザーから高い評価を得ています。彼が河野ギター製作所時代に製作した作品をレゲエミュージック界の巨匠アール・チナ・スミスが長年愛用していることが国内のギターマガジン誌上で大きく取り上げられ、新たなファン層を拡大していることは記憶に新しいところでしょう。2020年にはフランスCamino Verde社出版のOrfeo Magazine No.15 にインタビュー記事が掲載され、国内外での評価もさらに高まりを見せている若手の一人です。
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オルフェオ取材同行記 栗山大輔、清水優一、禰寝碧海編はこちら

〔楽器情報〕 
清水優一 製作 オリジナルモデル 2025年 No.32 新作です。ヘルマン・ハウザーやホセ・ルイス・ロマニリョスへのオマージュモデルにおいて素晴らしく充実した作を世に出している製作家の、注目すべきオリジナルモデル。清水氏は本作において、「どこにも属さない音」を着地点として設定したと言っており、つまり「スペイン的」であるとか「南米風」であるといった定型に帰属しない音響を目指したということになるのですが、清水氏はその自分なりの(まさに文字通りオリジナルな)音を、これまでどおり極めて伝統的な工法によって作り出すことに成功しています。

その内部構造(表面板力木配置)はほぼヘルマン・ハウザーのセゴビアモデルと同じ、サウンドホール上側(ネック側)に1本のハーモニックバーと1cm幅の薄いプレートが横幅いっぱいに貼られており、下側(ブリッジ側)も1本のハーモニックバー、ホール両側(高音側と低音側)は各一枚の角型の補強プレート、左右対称7本の扇状力木と、これらの下端をボトム部で受け止めるようにV字型に配置された2本のクロージングバー、そして駒板位置にはほぼ同じ面積に薄い補強プレートが貼られているという全体の配置。レゾナンスはF~F#の間に設定されています。

撥弦の瞬間、木の樹脂がそのまま音像化したかのような、艶と粘性を備えたこのブランド独特の音が整った粒のようにして現れてきます。これは同時に弦の弾性による響箱のアタック感と、その容積を感じさせる奥行きを(いわゆるリヴァーブ感とは異なる、密度をもった空気感とも言うべきもの)備えており、とても力強い響きですが、これも清水氏らしい抑制がきいていて、そのぎりぎりのところで達成されるジェントルネスがなんとも心地良い。氏が言う「どこにも帰属しない音」はキャラクターを敢えて排した自然な音で、余計なものがないだけに純粋に音楽的な幻想を湧出すような瞬間があります。そしてその音自体は良く歌い、良く震え、繊細に変化します。

外観全体のデザインもまた、同じコンセプトが通底してるかのように自然な佇まいで、華美さも思わせぶりなところさえもなく、周到な仕上がりでありながら素材をそのまま提示したような姿は清々しくさえあります。全体はセラック塗装仕上げで、このどこか飴のような艶を湛えた仕上がりもいかにもこのブランドらしい。ヘッドシェイプはエンリケ・ガルシアのデザインを採用、ロゼッタは清水氏のオリジナル。糸巻はGotohのアルカンヘルモデルを装着。ネックはDシェイプでやや薄めの形状。出荷時の弦高値は2.5/3.5mmでサドル余剰は0.5mmとなっています。


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