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栗山 大輔 Daisuke Kuriyama



New Arrival
〔商品情報〕
楽器名栗山 大輔 Daisuke Kuriyama
カテゴリ国産クラシック 新作
品番/モデルハウザー1世モデル No.126
弦 長645mm
日本 Japan
製作年2025年
表 板松 Solid Spruce
裏 板中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
程 度※10
定 価1,100,000 円
販売価格(税込)990,000 円
付属品

新作手工品をご購入のお客様には、弊社にて弦高調整を1回無料でご利用いただけるサービス(有効期限なし)をお付けしております。
※購入時に装着されている部品(ナット、サドル)本体の調整に限ります。部品新規作成の場合には別途作成費用がかかります。
※ネック反りの調整が必要な場合は別途調整費用がかかります。

ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板/セラック
   :横裏板/セラック
糸 巻:ゴト-
弦 高:1弦 2.8mm
   :6弦 4.0mm

〔製作家情報〕                                 
栗山大輔 Daisuke Kuriyama 1981年生まれ。東京造形大学在学中に独学でギター製作を始めます。卒業後の2003年大手楽器店に入社し修理部門として10年以上従事し、そこで多くの国内外の名器を実地に研究する機会を得たことが、現在の彼の類まれなバランス感覚に支えられた音色への感性を育んだと言えるでしょう。在籍中に製作家の尾野薫を紹介され、2010年より尾野氏の工房にて直接指導を受けるようになります。その後独立し年間6~8本程のペースで極めて精緻な造作による上質なギターを製作。トーレス、ドミンゴ・エステソ、マルセロ・バルベロ1世モデル等のスペインの伝統工法に立脚した彼の楽器はどれも古き良きスパニッシュギターの味わいと響きが素直に体現されており、現在多くのジャンルのユーザーに愛されるブランドとなっています。2020年にはフランスの出版社Camino Verde刊 Orfeo Magazine No.15で彼のインタビューと楽器が紹介されました。

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オルフェオ取材同行記 栗山大輔、清水優一、禰寝碧海編はこちら

[楽器情報]
栗山大輔製作によるハウザー1世モデル 90号、2023年新作の入荷です。
本作はいわゆる1937年製セゴビアモデルではなく、それに先立つ1929年に製作されたハウザー1世のギターに準拠して作られたもの。1924年にアンドレス・セゴビアによるスパニッシュギターの洗礼を受け、彼の所有するマヌエル・ラミレスのギター(実際に製作したのはサントス・エルナンデス)をサンプルに、ハウザーはスパニッシュスタイルによるドイツギターの創案に着手します。そして1937年に「セゴビアモデル」にてその絶嶺に達しますが、そこに至るまでには試作品の域をはるかに超えた名品を多く残しています。栗山氏がここで取り上げた1929年モデルは、あの印象深い1928年製リョベートモデルの後、そしてプレセゴビアモデルともいえる素晴らしい1931年製モデルとの間に位置する、ハウザー自身の探求と生産のバランスが強い緊張感を持っていた時期の名品。栗山氏は当モデルの製作に際し、オリジナルの実物を仔細に検分し、その形と音響とをしっかりと一つのアイデンティティの中に着地させています。

まずはその外観、表面板にアントニオ・デ・トーレスの影響を如実に感じさせるLarge rosetteがなんとも印象的。そしてマヌエル・ラミレス的意匠のヘッドデザイン、これらがやや小振りなシェイプのボディのなかでそれぞれアクセントとなり、ハウザーモデルとしての洗練を経て、個性的かつ上品な佇まいのなかに統一されています。



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