ネック:セドロ指 板:エボニー塗 装:表板 セラック :横裏板 セラック糸 巻:ゴトー弦 高:1弦 2.2mm / 6弦 2.8mm〔製作家情報〕1941年茨城県潮来市に生まれる。横尾幸弘氏に師事しギター演奏を学ぶ。横尾氏の紹介で、1962年より黒沢常三郎氏の門下に入りクラシックギター制作を師事、1964年には田崎守男氏の元でクラシックギター制作を学ぶ。1968年独立し、埼玉県戸田市で制作活動を始める。現在は同県加須市に移住し工房を構え製作を続けている。(製作家ウェブサイトより)〔楽器情報〕荒井勝巳 1993年製 モデルNo.200 Usedです。表面板は松、横裏板に中南米ローズウッドを使用し、全体はセラックニスで仕上げたハイスペックなモデル。荒井氏本人はスペインの伝統的な工法による豊かな音量の楽器を標榜しているものの、どちらかと言えば日本人らしい落ち着いた雰囲気が魅力の一本。各音はしっかりと芯がありますが全体にふんわりとエコーを纏ったような響きで、色彩感はどちらかと言えば抑えめ。タッチの許容範囲が広く、また反応にもストレスがないので、弾くだけで曲を渋めの表情で自然に統一させていきます。表面板力木配置は、サウンドホール上(ネック側)に2本のハーモニックバーと補強板、ホール下(ブリッジ側)にも2本のハーモニックバーを設置、ホール両側(高音側と低音側)は1枚ずつの角型の薄い補強板を貼り、扇状力木は左右対称7本を設置、ボトム部でこれらの下端を受け止めるように2本のクロージングバーが逆ハの字型に配置されています。また駒板の位置にもまたほぼ同じ面積をカバーするように薄い補強板が貼られているという全体の設計で、扇状力木の本数を除けばスペインの名ブランド イグナシオ・フレタの構造とほぼ一致しています(フレタの扇状力木は9本)。レゾナンスはGの少し上に設定されています。表面板の指板両脇に一箇所ずつの割れ補修歴があります。表面板はその他全体に1~3mmほどの細かな弾き傷や打痕等があり、また駒板下には1弦のところに弦飛びあとがありますが経年相応のレベルと言え、著しく外観を損ねるものではありません。横裏板は演奏時に胸の当たる部分などに衣服摩擦による塗装擦れなどが見られますが、わずかなものですのでこちらもあまり目立たない状態です。ネック、フレット、糸巻き等の演奏性に関わる部分については良好です。弦高値は2.2/2.8mm(1弦/6弦 12フレット、サドル余剰は1.5~2.0mm)。
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ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
:横裏板 セラック
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.2mm / 6弦 2.8mm
〔製作家情報〕
1941年茨城県潮来市に生まれる。横尾幸弘氏に師事しギター演奏を学ぶ。横尾氏の紹介で、1962年より黒沢常三郎氏の門下に入りクラシックギター制作を師事、1964年には田崎守男氏の元でクラシックギター制作を学ぶ。1968年独立し、埼玉県戸田市で制作活動を始める。現在は同県加須市に移住し工房を構え製作を続けている。(製作家ウェブサイトより)
〔楽器情報〕
荒井勝巳 1993年製 モデルNo.200 Usedです。表面板は松、横裏板に中南米ローズウッドを使用し、全体はセラックニスで仕上げたハイスペックなモデル。荒井氏本人はスペインの伝統的な工法による豊かな音量の楽器を標榜しているものの、どちらかと言えば日本人らしい落ち着いた雰囲気が魅力の一本。各音はしっかりと芯がありますが全体にふんわりとエコーを纏ったような響きで、色彩感はどちらかと言えば抑えめ。タッチの許容範囲が広く、また反応にもストレスがないので、弾くだけで曲を渋めの表情で自然に統一させていきます。
表面板力木配置は、サウンドホール上(ネック側)に2本のハーモニックバーと補強板、ホール下(ブリッジ側)にも2本のハーモニックバーを設置、ホール両側(高音側と低音側)は1枚ずつの角型の薄い補強板を貼り、扇状力木は左右対称7本を設置、ボトム部でこれらの下端を受け止めるように2本のクロージングバーが逆ハの字型に配置されています。また駒板の位置にもまたほぼ同じ面積をカバーするように薄い補強板が貼られているという全体の設計で、扇状力木の本数を除けばスペインの名ブランド イグナシオ・フレタの構造とほぼ一致しています(フレタの扇状力木は9本)。レゾナンスはGの少し上に設定されています。
表面板の指板両脇に一箇所ずつの割れ補修歴があります。表面板はその他全体に1~3mmほどの細かな弾き傷や打痕等があり、また駒板下には1弦のところに弦飛びあとがありますが経年相応のレベルと言え、著しく外観を損ねるものではありません。横裏板は演奏時に胸の当たる部分などに衣服摩擦による塗装擦れなどが見られますが、わずかなものですのでこちらもあまり目立たない状態です。ネック、フレット、糸巻き等の演奏性に関わる部分については良好です。弦高値は2.2/2.8mm(1弦/6弦 12フレット、サドル余剰は1.5~2.0mm)。