ネック:セドロ指 板:エボニー塗 装:表板 セラック :横裏板 ラッカー糸 巻:ゴトー弦 高:1弦 2.8mm / 6弦 3.8mm〔製作家情報〕西野洋平 Yohei Nishino(1936~)、東京都練馬区に工房を構える製作家。同じくギター製作家である西野春平(1947~)は弟にあたります。春平氏が20代の時に共にギター製作を学んでいますが(春平氏は黒澤常三郎の工房で働いています)、実際には春平氏に師事する形であったという。トーレス、ハウザー、ラミレス、アグアドなどの銘器を基にしてモデルを展開し、弟同様に確かな腕前で安定感のあるギターを製作していきます。自身はアルゼンチンのフォルクローレギタリスト、アタウアルパ・ユパンキをはじめとする南米音楽への嗜好を公言しており、わけてもユパンキが愛用した事で有名な横裏板アルミ仕様のダニエル・ラゴ・ヌニェスのギターをレプリカしたモデルを製作するなど、自身の世界観を色濃く反映したモデルを発表し話題になりました。2010年代初頭に製作からは退き、現在は中古マーケットでのみ入手可能なブランドとなっています。〔楽器情報〕西野洋平 製作のオリジナルモデル No.50 1995年製作 Used です。横裏板に良質な中南米ローズ材を使用した上位機種。ヌニェスのギターをレプリカした経緯や自身の嗜好も反映されてか、どこか南米風な雰囲気の音色を備えたギターとなっています。音は渋く、濃密で翳があり、独特のリヴァーヴ感(南米的な湿気を感じさせる)のある響き、同時に力強い音圧でしっかりと鳴ります。また前述の横裏板の中南米ローズウッドの野性味のある濃茶のヴィジュアルと全体のヴィンテージ風な渋い外観などにもそうした嗜好が表れているといえます。表面板力木構造はトーレス的なオーソドックスなもので、サウンドホール上側に1本のハーモニックバーと1枚の薄い補強板、下側(ブリッジ側)に1本のハーモニックバー、サウンドホール両脇は各1枚の薄い補強板と各2本の短い力木が設置されており、この片側2本の力木は1本が木目に沿うように真直ぐに、もう1本が近接する横板に沿うように斜めに設置されています。扇状力木は左右対称7本、ボトム部でこれらの下端を受け止めるようにV字型に配置さえれた2本のクロージングバーという全体の設計。レゾナンスはG~G# の間に設定されています。表面板指板両脇に各1か所、ブリッジ下2箇所、サウンドホールとブリッジ間に1か所の割れ修理跡があり、ボディ内側からパッチ補強が施されています。横板はボトム部分に接ぎ部分を境にして高音側と低音側に1カ所ずつ、裏板は低音側ボトム部分に割れ補修歴あり、裏板割れは内側よりパッチ補強が施されています。表面板の指板脇~サウンドホールにかけて高音側のエリアは弾き傷や爪キズが集中してありやや目立ちます。駒板下1弦部分に弦飛び補修痕あり。横裏板は衣服等による摩擦や塗装の擦れ全体にあります。ネック裏は数か所の軽微な打痕のみで綺麗な状態を維持しています。ネックは適正でフレットもほとんど摩耗ありません。ネック形状は普通の厚みのDシェイプ、弦高値は2.8/3.8mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は0.5~1.0mmとなっています。糸巻はGotoh製を装着しており、現状で機能的に良好です。
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ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
:横裏板 ラッカー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.8mm / 6弦 3.8mm
〔製作家情報〕
西野洋平 Yohei Nishino(1936~)、東京都練馬区に工房を構える製作家。同じくギター製作家である西野春平(1947~)は弟にあたります。春平氏が20代の時に共にギター製作を学んでいますが(春平氏は黒澤常三郎の工房で働いています)、実際には春平氏に師事する形であったという。トーレス、ハウザー、ラミレス、アグアドなどの銘器を基にしてモデルを展開し、弟同様に確かな腕前で安定感のあるギターを製作していきます。自身はアルゼンチンのフォルクローレギタリスト、アタウアルパ・ユパンキをはじめとする南米音楽への嗜好を公言しており、わけてもユパンキが愛用した事で有名な横裏板アルミ仕様のダニエル・ラゴ・ヌニェスのギターをレプリカしたモデルを製作するなど、自身の世界観を色濃く反映したモデルを発表し話題になりました。2010年代初頭に製作からは退き、現在は中古マーケットでのみ入手可能なブランドとなっています。
〔楽器情報〕
西野洋平 製作のオリジナルモデル No.50 1995年製作 Used です。横裏板に良質な中南米ローズ材を使用した上位機種。ヌニェスのギターをレプリカした経緯や自身の嗜好も反映されてか、どこか南米風な雰囲気の音色を備えたギターとなっています。音は渋く、濃密で翳があり、独特のリヴァーヴ感(南米的な湿気を感じさせる)のある響き、同時に力強い音圧でしっかりと鳴ります。また前述の横裏板の中南米ローズウッドの野性味のある濃茶のヴィジュアルと全体のヴィンテージ風な渋い外観などにもそうした嗜好が表れているといえます。
表面板力木構造はトーレス的なオーソドックスなもので、サウンドホール上側に1本のハーモニックバーと1枚の薄い補強板、下側(ブリッジ側)に1本のハーモニックバー、サウンドホール両脇は各1枚の薄い補強板と各2本の短い力木が設置されており、この片側2本の力木は1本が木目に沿うように真直ぐに、もう1本が近接する横板に沿うように斜めに設置されています。扇状力木は左右対称7本、ボトム部でこれらの下端を受け止めるようにV字型に配置さえれた2本のクロージングバーという全体の設計。レゾナンスはG~G# の間に設定されています。
表面板指板両脇に各1か所、ブリッジ下2箇所、サウンドホールとブリッジ間に1か所の割れ修理跡があり、ボディ内側からパッチ補強が施されています。横板はボトム部分に接ぎ部分を境にして高音側と低音側に1カ所ずつ、裏板は低音側ボトム部分に割れ補修歴あり、裏板割れは内側よりパッチ補強が施されています。表面板の指板脇~サウンドホールにかけて高音側のエリアは弾き傷や爪キズが集中してありやや目立ちます。駒板下1弦部分に弦飛び補修痕あり。横裏板は衣服等による摩擦や塗装の擦れ全体にあります。ネック裏は数か所の軽微な打痕のみで綺麗な状態を維持しています。ネックは適正でフレットもほとんど摩耗ありません。ネック形状は普通の厚みのDシェイプ、弦高値は2.8/3.8mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は0.5~1.0mmとなっています。糸巻はGotoh製を装着しており、現状で機能的に良好です。