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ロレンソ・アルバレス Lorenzo Alvarez



New Arrival
〔商品情報〕
楽器名ロレンソ・アルバレス Lorenzo Alvarez
カテゴリ輸入フラメンコ オールド
品番/モデルFlamenco Negra
弦 長660mm
スペイン Spain
製作年1985年
表 板松 Solid Spruce
裏 板インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
程 度※7
定 価時価
販売価格(税込)お問い合わせ下さい。
付属品ハードケース

ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 ラッカー
   :横裏板 ラッカー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.4mm / 6弦 3.5mm

〔製作家情報〕
ロレンソ・アルバレス Lorenzo Alvarez Gil(1928~?)スペイン、ムルシア州ブリャスの生まれ、のちにマドリッドに移ります。同じくギター製作家であるホアン・アルバレス(1932~2001)は弟にあたります。ホセ・ルイス・ロマニリョス著の「The Vihuela de Mano and The Spanish Guitar」によると、ロレンソは最初のギターを金工のTeodoro Morenoとともに作り上げたとあり、弟のホアン・アルバレスは1946年に最初のギターを兄ロレンソとともに作ったと記述があることから、おそらく当時家具職人として働いていたロレンソはその縁でMoreno との共同作業という形になったのであり、それは1946年より以前であると想像できます。またロレンソとホアンの二人はその後ギター製作に転向するに際し、マドリッドの名工 マルセロ・バルベロ1世(1904~1956)から製作に関する重要なアドヴァイスを得たとされています(バルベロはサントス・エルナンデスの製法について細かに教授したという記録もあります)。二人は1958年から1962年までアンセルモ・ソラール・ゴンサレス の工房で働き、その後それぞれは独立して工房を起ち上げるに至ります。

ロレンソのギターは弟ホアンのギターと同様に1960年代後半のマドリッドの趨勢(当然のことながらホセ・ラミレスを意識せざるを得なかったでしょう)を敏感に察知しそれを取り入れながらも、同時にサントス・エルナンデスなど彼の製作美学の基盤となったであろうギターのエッセンスもまた常に参照しながら作られており、そのバランスフルな落としどころは弟のギターと同様に実にちょうどよく、群雄割拠の当時のマドリッドにおいてもっとも円満なモデルとなっています。

〔楽器情報〕
ロレンソ・アルバレス 製作 1985年製 Used です。表面板にゴルペ板が装着してありますが当初はクラシックモデルとして製作された可能性があります。マドリッドらしい重厚でおおらかな響きが特徴で、重心が低くたっぷりとした低音からきりっとした高音に至る音響バランスはいかにもスペインの伝統を感じさせます。ラミレス系との比較で言えば、ラミレスが弦のアタック感を活かした鳴りであったのに対し、アルバレスは弦の弾性を活かした鳴りと言え、爪弾きの感触とともにしなやかな発音特性があります。品のある表情、艶やかな音、音の密度などはすぐれたものがあり(倍音も抑え気味)、明るすぎず、また音量も十分に豊かに鳴りますが決して大き過ぎない、あくまでもマドリッド的な文脈に身を置きながらすべてにおいて中庸の良さがある、この製作家ならではのスタンスが感じられる一本となっています。

表面板力木配置は、サウンドホール上(ネック側)に1本のハーモニックバーと1枚の薄い補強板、同じく下(ブリッジ側)にも1本のハーモニックバー、サウンドホール周りには角形の補強プレートが貼られており、扇状力木は左右対称7本、それらの下端をボトム部で受け止めるように逆ハの字型に配置された2本のクロージングバー、駒板位置にほぼ横幅いっぱいに貼られた薄い補強プレートという全体の設計。レゾナンスはF#の少し上に設定されています。

割れや改造などの大きな修理履歴はありません。表面板はサウンドホール周りやゴルペ板縁部分などに弾きキズありますが経年の割には少なめです。横裏板、ネック裏も少々のキズのみできれいな状態。ネックはほんのわずかに順反りですが標準設定の範囲内、フレットは標準設定の範囲内ですが形状はかなりフラット。ネック形状はDシェイプ、弦高値は3.4/3.5mm(1弦/6弦 12フレット)サドル余剰は0.5mmとなっています。糸巻きはゴトー製に交換されています。



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