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コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)



New Arrival
〔商品情報〕
楽器名コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
カテゴリ輸入フラメンコ オールド
品番/モデルA-28(フェリーペ工房)
弦 長664mm
スペイン Spain
製作年1999年
表 板松 Solid Spruce
裏 板シープレス Solid Cypress
程 度※7
定 価時価
販売価格(税込)374,000 円
付属品ハードケース茶

ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:表板 ラッカー
   :横裏板 ラッカー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.2mm
   :6弦 3.0mm

〔製作家情報〕
数あるスペインのフラメンコギターブランドの中でも、屈指の定番として知られるコンデ・エルマノス。その起源は、マドリッドの伝説的名工マヌエル・ラミレス(1864~1916)の工房にまで遡ります。同工房にて、サントス・エルナンデス(1874~1943)とともに職人として働いていたドミンゴ・エステソ(1882~1937)は、1919年に同じマドリッドのグラヴィーナ通りに自身の工房を開設しました。

その教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデ(1913~1988)は、弟のマリアーノ(1916~1989)、フリオ(1918~1995)とともにエステソ工房のスタッフとして製作に携わり、エステソ没後も「Viuda y Sobrinos de Domingo Esteso(エステソ未亡人とその甥たち)」のラベル名のもとでブランドを継承します。1959年にエステソ夫人が亡くなると、ラベルは「Sobrinos de Domingo Esteso / Conde Hermanos」へと変更され、この時期からコンデ・エルマノスの名がブランド名として定着していきます。

1960年代に入ると、それまでエステソの様式を踏襲していたモデルを一新し、デザインから内部構造に至るまで独自性を強めたオリジナルモデルを展開。有名な半月型にカットされた Media Luna(メディア・ルナ)ヘッド も、この頃からハイエンドモデルの象徴として採用されました。世界的な需要の高まりと相まって、名声と市場シェアを飛躍的に拡大していきます。

1980年にはマリアーノがマドリッドのフェリーペ通りに工房を設立し、息子たち(フェリーペ1世、マリアーノ2世の兄弟)とともに製作を開始。グラヴィーナ工房と連携しながら製作を行っていましたが、1988年にファウスティーノが逝去したことを契機に、フェリーペ工房は独自の操業体制へと移行します。翌1989年にはマリアーノ1世も亡くなり、以後は2人の息子たちがフェリーペ工房を継承。フェリーペ工房は3つのコンデ工房の中でも特に時代のニーズに柔軟に対応し、安定した商業的成功を収める存在となっていきます。

コンデ・エルマノスのギターは、パコ・デ・ルシアをはじめとする名だたるフラメンコギタリストに愛奏されてきました。フラメンコギターファンにとって、現在も欠かすことのできない存在です。

〔楽器情報〕
1999年製作のフラメンコギター、モデル A-28(フェリーペ工房)です。弦長は664mmに設定されています。

派手に鳴るタイプではありませんが、全体のバランスに優れた均整の取れた音色を持ち、上位機種であるA-26にも引けを取らない魅力があります。製作から26年を経過し、余分な雑味が取れて音はよく成熟しています。音量そのものが大きいというよりも、自然によく響くタイプで、落ち着きのある豊かな鳴りが特徴です。弦の張りも強すぎず弱すぎず、非常にバランスの良いセッティングとなっています。

ネックは適度な順反りで演奏性は良好。サドルの残余も約3mmあり、現状のセッティングに余裕があるだけでなく、将来的な調整においても安心できる状態です。

表面板には大きめの打ち傷が1カ所、浅い弾き傷が数カ所見られますが、いずれも目立つものではありません。ヴィンテージとして見れば、非常に良好な外観を保っています。割れなどの修理履歴はなく、全体としてコンディションの良い一本です。

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