ギターショップアウラ ギターカタログサイト

茶位 幸秀 Yukihide Chai



New Arrival
〔商品情報〕
楽器名茶位 幸秀 Yukihide Chai
カテゴリ国産クラシック 中古
品番/モデルNo.30
弦 長650mm
日本 Japan
製作年2001年
表 板松 Solid Spruce
裏 板インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
程 度※7
定 価時価
販売価格(税込)143,000 円
付属品スーパーライトケース(白)

ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
   :横裏板 ポリウレタン
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.8mm / 6弦 4.0mm

[製作家情報]
茶位幸秀 Yukihide Chai 1956年生まれ。長野県茅野市に工房を構える。ギター製作家である父 茶位幸男に技術を学び、完全手工によるスパニッシュスタイルの丁寧な造り、深く柔らかい響き、日本人の身体性にフィットした演奏性などで人気を維持しています。同じくギター製作家の茶位幸信は叔父にあたります。

[楽器情報]
茶位幸秀 製作 No.30 2001年製 Usedです。製作当時このブランドのラインナップの中ではエントリーモデルとして位置づけられており、例えば最上位機種であるNo.80が幸秀氏の作家としての個性が十全に現れた、柔らかく何かに包まれたような朧な音像(決してぼやけているという意味ではなく)という特性とスペイン的音響設計を融合して、ややレトリカルに言えばほとんど水墨画のように清淡な音響を創出しているのに対し、No.30は職人としての幸秀氏の極めてバランスフルな統合力が素晴らしい、第一級の導入モデルとなっています。

まず導入モデルとして、全体の安定した音響バランス、発音の心地良さ、明晰で艶やかな音色、反応の素早さなど機能的な点での充実が、あくまでも「適切さ」を逸脱することない十全さで構築されていることがいかにも幸秀氏らしい。すべての音(各音そして各弦)が有機的につながり、音楽に極めて自然な流れが生まれ、全体の統一感とともに曲においての各声部の明確なキャラクターの違いを表出するその表現力もまた申し分ありません。先述の「発音の心地良さ」について、撥弦の弾性を受けとめる木の反発感とともに、きりっとした跳ねるような発音とともに艶やかな音像が現れるのは本当に心地良く、そしてじつによく歌います。現代の、ほぼグローバルに不文律となっている迫力と大音量という点においては不足はないと言うにとどめるものの、その音楽性は補って余りあるほどに充実しています。

表面板力木配置は、サウンドホール上側(ネック側)に2本、下側(ブリッジ側)に一本のハーモニックバー、サウンドホール周りには方形の補強板が貼られています。下側ハーモニックバーのほぼ中点位置を起点としてもう一本のバー(トレブルバー)が高音側横板に向かって斜め下に伸びるように配置されており、扇状力木は左右対称の間隔で7本(ただし高音側は先のトレブルバーにより設定される範囲内のため低音側の力木よりも短くなっています)、ボトム部にはそれらの下端を受け止めるように2本の逆ハの字型に配置されたクロージングバー、駒板位置にはほぼ同じ大きさのプレートが貼られているという全体の構造。レゾナンスはG#の少し上で設定されています。ちなみにこの内部の細工もまたすみずみまで実に端正に仕上げられており(導入モデルにおいてさえ)、ここにも氏の職人としての矜持が感じられます。

割れや改造などの大きな修理履歴はありません。表面板は指板脇からサウンドホール周りにかけてなどは弾きキズがやや多くあり、駒板下部分は弦とび跡があるほか弦交換時の細かなキズがついています。横裏板は衣服による摩擦などのあとが少々あります。全体的に経年を考慮するときれいな状態を維持していると言えます。ネックはわずかに順反りですが標準設定位の範囲内、フレットは1~5フレットでわずかに摩耗見られますが演奏性への影響はなく、適正値のレベルを維持しています。ネック形状は普通の厚みのDシェイプ、弦高値は2.8/4.0mm(1弦/6弦 12フレット)、サドル余剰は1.5mmとなっています。糸巻はGotoh製を装着しておりこちらも現状で機能的な問題はありません。 


続きを読む▼


下の写真をクリックすると拡大して表示します