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庄司 清英  Kiyohide Shoji



New Arrival
〔商品情報〕
楽器名庄司 清英  Kiyohide Shoji
カテゴリ国産クラシック 中古
品番/モデルJSS No.367
弦 長630mm
日本 Japan
製作年2018年
表 板松 Solid Spruce
裏 板中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
程 度※7
定 価時価
販売価格(税込)440,000 円
付属品スーパーライトケース

ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:表板 セラック
   :横裏板 セラック
糸 巻:スローン
弦 高:1弦 3.0mm/6弦 4.0mm

<製作家情報>
庄司清英 Kiyohide Shoji 1952年高知県生まれ。16歳の時にギタリスト大西博愛にギター演奏を師事、25歳からギター製作を開始。現在は大阪の東淀川に工房を構える。大阪音楽大学でのギター製作コースを担当し(現在は閉講)、また自身の工房でも一般向けの製作教室を主宰するなど後進の育成にも力を入れています。通常の6弦のほか10弦ギターも製作。

[楽器情報]
庄司清英 製作 モデル JSS 2018年 No.367 630mm 仕様のUsedです。
このブランドのクラシックモデルのラインナップでは最上位機種となる「JX」に次ぐ高級モデルで、オフィシャルカタログによれば表面板にドイツ松、横裏板に30年以上のシーズニングを経た最高級ハカランダを使用とのこと(モデルJXのハカランダ材は100年以上乾燥させたものだそう)。氏の材へのこだわりを外観にしっかりと実装して、ふっくらとしたひょうたん型のシェイプ、飴色の深みのあるセラックで全体を仕上げ、横裏板のハカランダ材も杢目が素晴らしく、ほんの一部分にサップの入ったヴィジュアルも洒落ています。

また表面板の力木構造にも氏独自の工夫がみられます。サウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつのハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木とそれらの下端をボトム部で受けとめる2本のハの字型に設置されたクロージングバー、駒板の位置にはほぼ横幅いっぱいに補強プレートが貼られているという全体の基本配置。2本のハーモニックバーのうち下側のバーは低音側から高音側に向かってわずかに下がってゆくように斜めに設置されており、7本の扇状力木のうち左右最外側の2本がこの下側バーを貫通し、さらに上側のバーも貫通してネック付け根部分にその上端を位置しています。さらに扇状力木の最外側から2本目のもの下側バーを貫通して上側のバーに到達しているという設計。例えばアントニオ・デ・トーレスやその流れを受けたロベール・ブーシェなどの特徴的な構造として同様に左右最外側の力木が下側ハーモニックバーを通過してその上端をサウンドホール縁まで延伸している構造はよく見られますが、庄司氏の設計はその応用と見ることもできるでしょう。またここでは詳述しませんが、上記含め、扇状力木がバーや駒板位置の補強プレートを通過(交差)するその継ぎ方式にも細かな工夫がされています。レゾナンスはG~G# の間に設定されています。

リヴァーブ感といえるほどにクラシックギターとしては珍しいほどのエコー感(響箱の容積を活かした奥行き感とは異なり)を感じさせる響きで、基音がすっぽりそのエコーの中に包まれているのような感覚があります。決して大音量や大迫力といった鳴りではなく、むしろとても落ち着いた佇まいの中でこのような音響が作られていることに本モデルの特徴があると言えるでしょう。表情も柔らかく、明るい。上記のような特徴ゆえに細かな表情の変化や機微の表現というところではやや精緻さを欠いているものの、逆にアルペジオなどの奏法においては独特の拡がりを生み出しており楽しめます。

表面板全体、特に指板脇からサウンドホール周辺にかけては弾きキズやスクラッチあとなどありますが浅く細かなもののみとなっています。横裏板はわずかに衣服等による細かな摩擦あと、演奏時に胸等が当たる部分のわずかな塗装の擦れがみられますがいずれも軽微なものとなっています。割れなどの大きな修理履歴はありません。ネックはやや順反りですが標準設定の範囲内、フレットは適正値を維持しています。ネック形状は薄めのDシェイプ、弦高値は2.8/4.0mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は1.0~2.0mmあります。糸巻はスローン製を装着しており、こちらも現状機能的な問題はありません。


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