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西野 春平 Shunpei Nishino



New Arrival
〔商品情報〕
楽器名西野 春平 Shunpei Nishino
カテゴリ国産クラシック 中古
品番/モデルNR-5
弦 長650mm
日本 Japan
製作年2024年
表 板松 Solid Spruce
裏 板中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
程 度※9
定 価時価
販売価格(税込)330,000 円
付属品スーパーライトケース バーガンディ

ネック:マホガニー
指 板:黒檀
塗 装:表板 ラッカー
   :横裏板 ラッカー
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.6mm
   :6弦 3.7mm

〔製作家情報〕
1947年茨城県の日立市生まれ。10代よりギターの製作を始め、1964年17歳の時に黒澤常三郎の工房に弟子として入門。1969年には独立して所沢に工房を設立。以来、その製作キャリア初期より傾倒していたハウザー1世ギターを研究した成果を活かし、音響バランスに優れたギターを作り続けています。国内の製作家としてはいち早くエレガットの製作にも着手するほか、その類まれな工作精度からアコースティックギターの分野からもオファーが相次ぎ、少数ながらこちらも良質なモデルを製作。しかしながら氏の特徴と美学が最もあらわれているのはのはなんといってもハウザーモデルと言えるでしょう。その造作の美しさ、艶やかな音色、音響の見事なバランスはハウザーの名前に恥じない仕上がりをどの個体でも常に維持しており、使用材もまたこの価格帯では申し分のないグレード。コストパフォーマンスの点でも国内屈指と言ってもよいブランドです。

[楽器情報]
西野春平製作 モデルNR-5 2024年製 Used 新品同様の美品中古です。西野氏のフラッグシップモデルといえる、いわゆる「ハウザーモデル」のハイスペックな仕様による一本。表面板が松、横裏板は中南米産ローズウッド、全体はハウザーオリジナルと同様にラッカー塗装、氏ならではの精緻さが隅々まで行き渡った、音響と造作の双方において完成度の高い一本です。

絶妙な中庸ともいうべき着地点が音そして演奏性において適切に見極められており、日本人の好みに十全にフィットしたそのバランス感覚はいつもながら見事と言えます。オリジナルハウザーほどの強い粘りはないものの、ドイツ的なやや硬質な発音と、おそらくは中南米産ローズの特性による透明感がそこに加わり、全体に瑞々しい響き。たっぷりとふくらみを持った低音から高音のクリアネスに至る音響バランスがいかにもハウザーらしく、各音の整った粒立ちと分離、タッチとシンクロするような反応の速さ、ピッチの正確さに至るまで申し分ありません。表情も十分な振幅があり、クラシカルな表現において不足がありません。

基本デザインはもちろんヘルマン・ハウザー一世作の「セゴビアモデル」にほぼ準拠しています。表面板力木構造はサウンドホール上側(ネック側)に1枚の補強プレートと1本のハーモニックバー、下側(ブリッジ側)に1本のハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木とこれらの先端をボトム部で受け止める2本のV字型に配されたクロージングバー、駒板の位置には薄い補強プレート板が貼り付けられているという全体の構造。レゾナンスはGの少し上に設定されています。弦高は2.6/3.7㎜(1弦/6弦 12フレット)、サドル余剰は1.5~2.5mmありますのでお好みに応じて弦高調整が可能です。ネックは真っ直ぐを維持しており、フレットも問題ありません。ネックはやや薄めのDシェイプ、弦の張りも中庸で左手のストレスがなく弾きやすく感じます。

2024年製のUsedでわずかに数か所の極めて軽微なキズが見られるのみのほぼ新品同様の美品です。高級セミハードケースのSuper Light Caseが付属しており、このブランドのUsed良品をお探しの方に円満におすすめできる一本です。



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