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栗山 大輔 Daisuke Kuriyama
New Arrival
SOLD OUT
〔商品情報〕
楽器名 | 栗山 大輔 Daisuke Kuriyama |
カテゴリ | 国産クラシック 新作 |
品番/モデル | 90号 トーレスモデル No.104 |
弦 長 | 640mm |
国 | 日本 Japan |
製作年 | 2023年 |
表 板 | 松単板 Spruce |
裏 板 | 楓単板 Maple |
程 度※ | 10 |
定 価 | 990,000 円 |
販売価格(税込) | 940,500 円 |
付属品 | ケース別売 |
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指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.1mm /6弦 4.1 mm
〔製作家情報〕 1981年生まれ。東京造形大学在学中に独学でギター製作を始めます。卒業後の2003年大手楽器店に入社し修理部門として10年以上従事し、そこで多くの国内外の名器を実地に研究する機会を得たことが、現在の彼の類まれなバランス感覚に支えられた音色への感性を育んだと言えるでしょう。在籍中に製作家の尾野薫を紹介され、2010年より尾野氏の工房にて直接指導を受けるようになります。その後独立し年間6~8本程のペースで極めて精緻な造作による上質なギターを製作。トーレス、ドミンゴ・エステソ、マルセロ・バルベロ1世モデル等のスペインの伝統工法に立脚した彼の楽器はどれも古き良きスパニッシュギターの味わいと響きが素直に体現されており、現在多くのジャンルのユーザーに愛されるブランドとなっています。2020年にはフランスの出版社Camino Verde刊 Orfeo Magazine No.15で彼のインタビューと楽器が紹介されました。
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オルフェオ取材同行記 栗山大輔、清水優一、禰寝碧海編はこちら
〔楽器情報〕
栗山大輔 製作 トーレスモデル 2023年新作 No.104 の入荷です。横裏板にフレイムメイプルを使用し味わい深いセラックニス仕上げの洒脱な外観、細部まで(内部まで)精緻な造作、音響のバランスと音色のニュアンス、演奏性における機能などすべてがこの名工に相応しく、また栗山氏らしい現代的な着地がなされた申し分のないトーレスモデルとなっています。
くっきりとしたしかしまろやかな音像で、響きそのものはボディの奥底から鳴ってくる感覚ですが、発音はまるでタッチにまとわりついてくるかのように有機的。そしてトーレスの特徴たる、一つの発声であるかのような音のまとまり(音と音との充実した、緊密な関係性)とバランスも備わっており、この点においてもすぐれたトーレスモデルであると言えます。
表面板の力木配置はサウンドホール上に2本(うち一本はネック脚近くに設置された短いもの)、下に1本のハーモニックバー(このバーには高音側と低音側それぞれに開口部が設けられています)、同じくサウンドホール両脇には補強プレートと横板のカーブに沿うように設置された短い力木、ボディ下部は7本の左右対称の扇状力木とその先端を受け止めるように配置された2本のV字型に配されたクロージングバーという構造で、7本の扇状力木のうち両端に配置された2本はホール下側のバーの開口部をくぐり抜けてホール脇まで延伸しています。レゾナンスはF#~Gに設定されています。
ネック形状はやや薄めのDシェイプでややスクエアな加工。全体はセラック塗装仕上げ。糸巻はゴトーの510シリーズArcangel モデルを装着。サドルには1.0~1.5mmの余剰があり、お好みに応じて弦高をさらに低くすることが可能です。