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イグナシオ・ロサス Ignacio Rozas
〔商品情報〕
楽器名 | イグナシオ・ロサス Ignacio Rozas |
カテゴリ | 輸入クラシック オールド |
品番/モデル | |
弦 長 | 647mm |
国 | スペイン Spain |
製作年 | 1991年 |
表 板 | 松単板 Spruce |
裏 板 | ローズウッド単板 Indian rosewood |
程 度※ | 7 |
定 価 | 時価 |
販売価格(税込) | 495,000 円 |
付属品 | ハードケース |
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指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:フステロ
弦 高:1弦3.0mm/6弦4.2mm
[製作家情報]
イグナシオ・マンサーノ・ロペス 1943年 スペイン、グアダラハラの生まれ。マドリッドで家具製作の勉強をしていた時、当時のラミレス3世の工房で職工長をしていたパウリーノ・ベルナベとマリアーノ・テサーノスの目にとまり、このスペイン中を席巻することになる工房のスタッフとして招かれ、1961年より製作に従事します。この当時ラミレス工房のフラッグシップモデル「1A」には製作担当者のイニシャルがボディ内部に刻印されていましたが、イグナシオは「IM」のスタンプを押して出荷されていました。「PB」「MT」「PC」「AM」ら優れた職人たちと並び、彼の製作した1Aモデルも高いクオリティを有したものとして当時から現在まで人気のアイテムとなっています。1970年にラミレス工房を辞した後はマヌエル・コントレラスの工房で職工長として1989年まで働きます。1990年には自身の工房を設立、2002年に工房を閉めた後、当時テサーノス・ペレスとして共同製作をしていたマリアーノ・テサーノスとテオドロ・ペレスの工房の一部を借りて自身のラベルで継続して製作していましたが、2008年に引退。一貫してマドリッド派らしい力強い豊かな音量、渋い音色のギターを作り続け、現在でもファンの多いブランドである。
[楽器情報]
イグナシオ・ロサス製作の1991年製 クラシックモデル中古の入荷です。1990年に自身の工房を設立し、初めてオリジナルラベルでの製作を始めて間もないころの作で、この製作家らしい、ちょっと硬めな音質の、外観も含め渋い味わいが魅力的なギターとなっています。
内部構造はサウンドホール上下に一本ずつのハーモニックバー、左右対称5本の扇状力木がブリッジプレートの幅に収まるように中央に寄せて配置されており、その先端を受け止めるようにボトム部にはハノ字型の2本のクロージングバーが設置されています。またブリッジプレート位置には同じ大きさの薄いプレートが貼り付けられています。レゾナンスはG#の少し上に設定されています。
よく弾き込まれているため全体に細かな弾き傷、打痕、スクラッチ跡がありますが、割れ等の大きな修理履歴はありません。ネックはほんの若干の順反りですが設定状の問題はなく、またフレットも適正で総体的に演奏性に関わる部分の問題はありません。ネックシェイプはDシェイプでかなりフラットな加工がされており、厚みは薄めですが角がしっかりとあるためグリップ感は少し大きめな感触があるかもしれません。糸巻きはオリジナルのフステーロを装着。