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パウリーノ・ベルナベ Paulino Bernabe
New Arrival
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:ルブナー
弦 高:1弦 3.1 mm/6弦 3.8mm
〔製作家情報〕
パウリーノ・ベルナベ1世(1932~2007)スペイン、マドリッドの製作家。自身も演奏を能くし、タレガの高弟ダニエル・フォルテアにギター演奏を師事していたのは有名な話。製作家としてはホセ・ラミレス3世の厚い信頼のもと、同工房にて1950年代から1960年代にかけて職工長を務め、この巨大ブランドの黄金期を支えた最重要人物の一人として、まずはギター製作史にその名を残す存在となりました。その後1969年に独立してからは伝統的な製法に則りながらも独自のメソッドによる個性的なギターを作り続け、1974年にドイツ、ミュンヘンで開催された国際クラフト博覧会で金メダルを受賞。そして往年のギターファンにとってはなんと言っても忘れ難い、ナルシソ・イエペスが愛用することになる有名な10弦ギターを製作することになります。息子のパウリーノ・ベルナベ Jr(1960~)は幼少の頃より父の仕事姿に親しみ、17歳の時には正式に弟子入りし20年以上に及ぶ厳しい修行と共同製作の時期を経て、2007年に1世亡き後はこのブランドを引き継ぎます。その後現在に至る2世の時代は父親のブランドコンセプトを十全に継承しつつ、より時代のニーズに合わせた(コストパフォーマンスとプレイヤビリティの双方において)充実したラインナップを展開し、若手のプロギタリストの使用率も高くなっている。現在マドリッドを代表するブランドの一つとして高い評価を得ています。
〔楽器情報〕
パウリーノ・ベルナベ1世製作のモデル Imperial 2004年製Used 状態良好の美品が入荷致しました。ベルナベは2000年前後から上位機種でも4種類以上のモデルをカタログ化しており(現在はConcierto、Especial、Torres、Imperial、Royalの5種。なおその下にはよりリーズナブルな価格帯でAtelier シリーズとProfessional シリーズも展開していますが、これらはいわゆるワークショップモデルとなります)、それぞれ使用材のグレードなどによってランク分けされていますが、当モデルはRoyalに次ぐ上位機種で、ベルナベ本人が製作しています。
2007年にこの世を去る彼にとって晩年の作となる一本ですが、ここでの造作と音響、緻密な設計、外観の威容など、それら総体としての完成度は彼のほかの作と比較しても出色の出来で、この製作家の美学が文字通り十全に表れた個体となっています。
内部構造はクラシックギターとしては珍しいXブレーシングを採用。サウンドホールの上側(ネック側)は通常のハーモニックバーですが、下側はちょうどホールの真下で2本のハーモニックバーがX状に交差しており、ボディ下部は3本の力木を表面板の木目に沿って等間隔に平行に配置。ブリッジ位置には駒板とほぼ同じ広さの薄いパッチ板が貼られ、3本の力木のうちセンターと高音側の2本はそのプレートの上を通過し、低音側の1本はプレートの上下で分断しています。その3本の力木の先端をボトム部でハの字型に配された2本のクロージングバーが受け止めるように配置となっており、ちょうどブリッジ部分を菱形で囲むような構造。そしてX状に交差したバーは二本とも低音側にわずか1㎜ほどの高さで幅数センチの開口部が設けられており、また両横板のくびれ部からそれぞれ1本ずつの短い力木が斜めに下がってゆくように(ちょうど「X」の上半分と並行になるように)配置され、3本の平行力木のうち外側に配された力木に接続してゆくような形になっています。
全体に大小の三角形と菱形を組み合わせたような幾何学的な配置で斬新とさえ言える構造ですが、19世紀のロマンティックギターからトーレスそしてホセ・ラミレスを通過して彼がたどり着いた、伝統的スタイルの高度なコンピレーションと解釈することもできるもの。レゾナンスはGの少し下で設定されています。
ベルナベらしい、非常な音圧の高さを備え、その発音は大音量のギターでは標準的な「ボディが響き渡る」ような感触ではなく、瞬間的に高密度の音が一気に発されるような、極めて独特のレスポンスを備えており、木を叩くような硬質な音が心地よい。また彼の音響的な特徴として、一つ一つの音はむしろ抑制された渋めな表情であるのに、音色の変化は多彩なものがあり、この相反する特性が共存しているところも個性的。そしてその音量バランスも、低音から高音までが同じ音圧で鳴ることで、自然と高音のブリリアントさが際立つような音響設計になっており、ハイフレットの音域までしっかりとメロディを歌い尽くす、その迫力はさすが。そしてピアニッシモからどこまでも上がってゆくようにフォルティッシモに至るそのダイナミズムも秀逸です。迫力と洗練が高次で完成された、このブランドのエッセンシャルな一本と言えるでしょう。
表面板サウンドホールの周りと指板脇にわずかに演奏時の浅いスクラッチあとがあるほかは、わずかに衣服等の摩擦あとが見られるのみの大変な美品。割れなどの大きな修理履歴はありません。セラック塗装をはじめフルオリジナルの状態ですが、ブリッジのサドルを装着している木部は弦高調整のためわずかに削り加工が施された履歴があります。ネック、フレットは適正値を維持しており、演奏性には全く問題ありません。ネックは普通の厚みのDシェイプ、弦の張りは中庸からやや弱めの感触で、左手は抑えやすく感じます。
数十年をかけて自然乾燥させた高級材を前面に使用し、特に横裏板の中南米産ローズウッドはいかにもベルナベ好みの野趣溢れるものをセレクト、豪壮な外観に寄与しています。横板のみ内側がシープレス材の二重構造。糸巻はRubner製を装着しており、こちらも現状で機能性に問題ありません。
〔商品情報〕
楽器名
パウリーノ・ベルナベ Paulino Bernabe
カテゴリ
輸入クラシック オールド
品番/モデル
インペリアル Imperial
弦 長
650mm
国
スペイン Spain
製作年
2004年
表 板
松単板 Spruce
裏 板
中南米ローズウッド単板 South American Rosewood
程 度※
7
定 価
時価
販売価格(税込)
お問い合わせ下さい。
付属品
ハードケース 茶
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輸入クラシック オールド
パウリーノ・ベルナベ Paulino Bernabe
ホセ・ラミレス 3世 Jose Ramirez III
マルセロ・バルベロ・イーホ Marcelo Barbero Hijo
パウリーノ・ベルナベ Paulino Bernabe
●
ディビッド・ホセ・ルビオ David Jose Rubio PF
ホセ・ヤコピ Jose Yacopi
マルセリーノ・ロペス・ニエト Marcelino Lopez Nieto
マヌエル・コントレラス I 世 Manuel G.Contreras I
ベルンド・マルティン Bernd Martin
パウリーノ・ベルナベ Paulino Bernabe
ヘルマン・ハウザー1世 Hermann Hauser I
ヘスス・ベレサール・ガルシア Jesus Belezar Garcia
ポール・フィッシャー Paul Fischer
マヌエル・ベラスケス Manuel Velazquez
パウリーノ・ベルナベ Paulino Bernabe
ロベール・ブーシェ Robert Bouchet
ホセ・ラミレス 3世 Jose Ramirez III
ロベール・ブーシェ Robert Bouchet
マルセリーノ・ロペス・ニエト Marcelino Lopez Nieto
マヌエル・ベラスケス Manuel Velazquez
ホセ・ヤコピ Jose Yacopi
サントス・バジョン Santos Bayon
マルセリーノ・ロペス・ニエト Marcelino Lopez Nieto
ロベール・ブーシェ Robert Bouchet
トーマス・ハンフリー Thomas Humphrey
イグナシオ・フレタ I 世 Ignacio Fleta I
マルセリーノ・ロペス・ニエト Marcelino Lopez Nieto
※程度
10
新作
9
新品同様の美品
8
年代から見て状態が良い
7
年代から見て標準に近い状態
6
状態は少し劣るが演奏性は良い
5
状態は劣るが演奏上の問題は無い
4以下演奏性に問題がある楽器は、販売いたしません
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:ルブナー
弦 高:1弦 3.1 mm/6弦 3.8mm
〔製作家情報〕
パウリーノ・ベルナベ1世(1932~2007)スペイン、マドリッドの製作家。自身も演奏を能くし、タレガの高弟ダニエル・フォルテアにギター演奏を師事していたのは有名な話。製作家としてはホセ・ラミレス3世の厚い信頼のもと、同工房にて1950年代から1960年代にかけて職工長を務め、この巨大ブランドの黄金期を支えた最重要人物の一人として、まずはギター製作史にその名を残す存在となりました。その後1969年に独立してからは伝統的な製法に則りながらも独自のメソッドによる個性的なギターを作り続け、1974年にドイツ、ミュンヘンで開催された国際クラフト博覧会で金メダルを受賞。そして往年のギターファンにとってはなんと言っても忘れ難い、ナルシソ・イエペスが愛用することになる有名な10弦ギターを製作することになります。息子のパウリーノ・ベルナベ Jr(1960~)は幼少の頃より父の仕事姿に親しみ、17歳の時には正式に弟子入りし20年以上に及ぶ厳しい修行と共同製作の時期を経て、2007年に1世亡き後はこのブランドを引き継ぎます。その後現在に至る2世の時代は父親のブランドコンセプトを十全に継承しつつ、より時代のニーズに合わせた(コストパフォーマンスとプレイヤビリティの双方において)充実したラインナップを展開し、若手のプロギタリストの使用率も高くなっている。現在マドリッドを代表するブランドの一つとして高い評価を得ています。
〔楽器情報〕
パウリーノ・ベルナベ1世製作のモデル Imperial 2004年製Used 状態良好の美品が入荷致しました。ベルナベは2000年前後から上位機種でも4種類以上のモデルをカタログ化しており(現在はConcierto、Especial、Torres、Imperial、Royalの5種。なおその下にはよりリーズナブルな価格帯でAtelier シリーズとProfessional シリーズも展開していますが、これらはいわゆるワークショップモデルとなります)、それぞれ使用材のグレードなどによってランク分けされていますが、当モデルはRoyalに次ぐ上位機種で、ベルナベ本人が製作しています。
2007年にこの世を去る彼にとって晩年の作となる一本ですが、ここでの造作と音響、緻密な設計、外観の威容など、それら総体としての完成度は彼のほかの作と比較しても出色の出来で、この製作家の美学が文字通り十全に表れた個体となっています。
内部構造はクラシックギターとしては珍しいXブレーシングを採用。サウンドホールの上側(ネック側)は通常のハーモニックバーですが、下側はちょうどホールの真下で2本のハーモニックバーがX状に交差しており、ボディ下部は3本の力木を表面板の木目に沿って等間隔に平行に配置。ブリッジ位置には駒板とほぼ同じ広さの薄いパッチ板が貼られ、3本の力木のうちセンターと高音側の2本はそのプレートの上を通過し、低音側の1本はプレートの上下で分断しています。その3本の力木の先端をボトム部でハの字型に配された2本のクロージングバーが受け止めるように配置となっており、ちょうどブリッジ部分を菱形で囲むような構造。そしてX状に交差したバーは二本とも低音側にわずか1㎜ほどの高さで幅数センチの開口部が設けられており、また両横板のくびれ部からそれぞれ1本ずつの短い力木が斜めに下がってゆくように(ちょうど「X」の上半分と並行になるように)配置され、3本の平行力木のうち外側に配された力木に接続してゆくような形になっています。
全体に大小の三角形と菱形を組み合わせたような幾何学的な配置で斬新とさえ言える構造ですが、19世紀のロマンティックギターからトーレスそしてホセ・ラミレスを通過して彼がたどり着いた、伝統的スタイルの高度なコンピレーションと解釈することもできるもの。レゾナンスはGの少し下で設定されています。
ベルナベらしい、非常な音圧の高さを備え、その発音は大音量のギターでは標準的な「ボディが響き渡る」ような感触ではなく、瞬間的に高密度の音が一気に発されるような、極めて独特のレスポンスを備えており、木を叩くような硬質な音が心地よい。また彼の音響的な特徴として、一つ一つの音はむしろ抑制された渋めな表情であるのに、音色の変化は多彩なものがあり、この相反する特性が共存しているところも個性的。そしてその音量バランスも、低音から高音までが同じ音圧で鳴ることで、自然と高音のブリリアントさが際立つような音響設計になっており、ハイフレットの音域までしっかりとメロディを歌い尽くす、その迫力はさすが。そしてピアニッシモからどこまでも上がってゆくようにフォルティッシモに至るそのダイナミズムも秀逸です。迫力と洗練が高次で完成された、このブランドのエッセンシャルな一本と言えるでしょう。
表面板サウンドホールの周りと指板脇にわずかに演奏時の浅いスクラッチあとがあるほかは、わずかに衣服等の摩擦あとが見られるのみの大変な美品。割れなどの大きな修理履歴はありません。セラック塗装をはじめフルオリジナルの状態ですが、ブリッジのサドルを装着している木部は弦高調整のためわずかに削り加工が施された履歴があります。ネック、フレットは適正値を維持しており、演奏性には全く問題ありません。ネックは普通の厚みのDシェイプ、弦の張りは中庸からやや弱めの感触で、左手は抑えやすく感じます。
数十年をかけて自然乾燥させた高級材を前面に使用し、特に横裏板の中南米産ローズウッドはいかにもベルナベ好みの野趣溢れるものをセレクト、豪壮な外観に寄与しています。横板のみ内側がシープレス材の二重構造。糸巻はRubner製を装着しており、こちらも現状で機能性に問題ありません。